我が家にはすでに1TBのNAS(ネットワークHDD)が2つつながっていたのですが、近頃容量を圧迫しつつあったので、先日2TBのNASを購入しました。
何をそんなに入れているのかというと、RAW保存している写真データ、仕事のデータ、音楽データ、動画データでいっぱいで、この分じゃ2TBもすぐに無くなってしまいそうですが。
Amazonから届いたそのパッケージを見てみると、そういえばWebAccessというものが出来る最新のLinkStationの様子。
外出しているときにMacから、あるいはiPhone、iPadからNASのデータにアクセスできればそりゃ便利だろうなぁ、と思い、なんとかやってみたら、これが便利どころか神でした!!なんで今までこれやんなかったんだろう、私。すごいわー。最近の技術ってすごいわー。
目次
使用するもの
- ウェブアクセス対応のLinkstationのNAS(今回使用したのはBUFFALO 高速モデル NAS(ネットワークHDD) 2TB LS-V2.0TLJ
) - iPhone用には、WebAccess i (無料)
- iPad用には、WebAccess i HD (無料)
- NAS Navigator2(Mac版/Win版)
- AirStation設定ツール(使用しているルーターによっては必要ありません)
最初にNASのウェブ設定をする
まずNAS Navigator2をインストールし起動すると、現在接続しているNASの一覧が自動的に表示されます。※もしここで表示されない場合は、おそらくセキュリティーソフトやファイアウォールのせいだと思うので、一旦オフにしてリロード。
該当のNASを右クリックして「ウェブ設定を開く」をクリック。
初期設定のままであれば、ユーザー名は「admin」、パスワードは「password」です。ここはログイン後に絶対に変更しておいてください。
その他>Webアクセスを開きます。Webアクセスサービス欄の右の▼をクリック。使用しない、になっているはずです。
「Webアクセス詳細設定」をクリック。
Webアクセス:使用する
HTTPS/SSL暗号化:使用しない
BuffaloNAS.com登録機能:使用する
BuffaloNAS.com ネーム:好きな名前をつける。後でアクセス時に使用。
BuffaloNAS.com キー:好きな英数字を入れる。
ルーター自動設定機能:使用しない
ルーター外部ポート番号:9000
NAS内部ポート番号:9000
セッション排他:使用しない
セッション有効時間:30(デフォルトのまま)
で保存。
ルーター外部ポート番号は、空いている番号ならなんでもいいと思います。ルーター外部ポート番号とNAS内部ポート番号は同じ数字にしてください。そして、複数NASがあってそれぞれ設定する場合は、NASごとに違う番号を設定します。
例えばNAS1は「9000」なら、NAS2は「8000」にするなど。
ルーター自動設定機能は、手持ちのルーターがuPnPに対応してれば自動でもいいのですが、我が家のルーターは自動にしてもうまく動作しなかったので「使用しない」にして、ルーター側で設定をすることにした。(次の項で解説)
その後、同じ画面でフォルダ名をクリック。
Webアクセスを「登録グループ/ユーザーのみ」にしておきます。これをしておかないとアクセスできないのでお忘れなく。
これをNASごとに設定します。
必要があれば、ルーターの設定をする
我が家のルーターは、BuffaloのAirStation WHR-G300Nです。まずは、AirStation設定ツールをダウンロード。
インストールして起動すると、自動的にルーターがリストに表示されるので、該当のルーターをクリックして「続ける」を押します。
「設定画面を開く」をクリック。そうするとブラウザが開き、IDとパスワードの入力画面が表示されます。出荷時の設定は「admin」と「パスワードなし(空欄)」か、「admin」と「password」です。ここも必ずログイン後にIDとパスワードは変更しておきましょう!
ルーターの設定画面に入ったら、「ゲーム&アプリ」メニューをクリック。
ポート変換の新規追加ができるようになります。
グループは「新規追加」にして、名前は自分でわかりやすい名前をつけてください。
Internet側IPアドレスは「エアステーションのInternet側IPアドレス」
プロトコルは、TCP/UDPにし、任意のTCP/UDPポートに、先程NASのウェブ設定画面の「Webアクセスサービス」で入力した「ルーター外部ポート番号」を入力します。
LAN側IPアドレスは、NASナビゲーターで各NASをクリックしたときに右下に表示されているIPアドレスを入力します。
これで保存。
外出先からMac/PCでNASにアクセスする
バッファロー Webアクセスをブラウザで開きます。
NASのWebアクセス設定で決めたbuffaloNAS.comネームを入れます。
右上の「ログイン」をクリックすると、IDとパスワードを入力する画面があるので、NASのWeb設定にアクセスする時と同じIDとパスワードを入力します。buffaloNAS.comネームとキーではないので注意。
そうすると、NAS内の全ファイルにアクセスでき、必要なファイルはダウンロードできます。仕事のデータとかも入れてるのですが、出先で以前のデータにもさっとアクセスして出せるのはかなり便利ですね。
外出先や自宅からiPhone/iPadでNASにアクセスする
iPhoneならば、WebAccess i (無料)を、iPadならWebAccess i HD (無料)をApp Storeからダウンロードします。
初期設定でNASの設定をします。
名称:わかりやすい名前をつける
BuffaloNASネーム:NASのWebアクセス設定で決めた名前をそのまま入力する。
ユーザー情報では、ログイン情報登録とパスワード登録、自動ログインをすべてオンにしておくと、毎回入力しなくても楽チンですが、セキュリティ的に心配だという方は、オフにしておく方がいいかもしれません。
こちらはNASのWeb設定にアクセスするときのIDとパスワードを入れます。
するとiPhoneでもiPadでもこのようにNAS内のフォルダにすべてアクセスできるようになります。
例えばPDFやjpgも表示することができますし、PDFなら対応アプリ(例えばGoodReaderやEvernote,Dropbox,ComicGlass,iComic)などに送ることが可能。自炊などして電子化したデータをNASに置いていたりする人には、かなり便利なのではないでしょうか。もちろんmovieも読み込めます。
3Gからもアクセスできましたが、他のアプリに送ったりするには一旦ダウンロードするのでちょっと時間がかかります。
例えば、SoftbankのWi-Fiスポットは最近増えているので、そういうところでWi-FiにアクセスしてNASからデータをダウンロードして、後でゆっくり見るというのもありだと思います。
それにしても、外出先から自宅のNASにアクセスできるって本当すごいです!捗るわー!
WebAccess i
カテゴリ: エンターテインメント
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WebAccess i HD
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外出先からiPhoneやMacでNASにアクセスできるようにしてみた http://t.co/3FTRFzXL