つるつるもちもち！無添加・無化調で作られた「釜あげうどんたすく」（淡路）

もうね、うどんが大好きなんです。本当に好き。もともとうどんは好きだったんですが、香川で讃岐うどん巡りをしてからさらにはまってしまいました。

けど、お蕎麦も好きです。お蕎麦も好きなんですが、なんだろう。うどんの方が食べ慣れているからかしら。特に讃岐うどんは、母が徳島出身ということもあり、小さい頃、徳島に行く時香川で途中で食べることが多かったですし、家にもよく常備されていたんですよね。そのせいかな。

ここ数年で、大阪にも一気に讃岐うどんのお店が増えましたよね。私にとっては大歓迎なこの状況。

今回訪れたのは、梅田からはそこそこ離れていますが、淡路にあるぞっこん!めんライフ。―京阪神のしあわせな270玉。 (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊)で紹介されていた「釜あげうどん　たすく」です。

以前「びっくりラーメン」だったところの跡地で、菅原一丁目の交差点のところにあります。

私達が入ったのは夜9:30頃だったため、お客さんは私たちだけ。

入ってすぐ左手に食券機があるので、そこでまず食券を買うシステムです。うどん店ではあまり見ないシステムだったのでちょっととまどいましたが、実はこの「たすく」の店主さんは、ラーメンでは有名な「麺や輝」で修行されていたそう。

釜あげは15分ぐらい、ぶっかけ・生醤油は12分、かけは10分ぐらいかかります。

てんかすやネギ、しょうが、ごま（ミルで自分でひきます）は入れ放題。これはセルフのさぬきうどん店ではよく見る光景ですが、嬉しいですね。

麺は三重県産の小麦、昆布はラウス産、ねぎ、生姜などはすべて国産の野菜を使っているそうです。そして特筆すべきは、化学調味料や添加物は一切使っていないとのこと。

店内は今年の夏オープンしたばかりなので、清潔で明るく、入りやすい雰囲気。そこそこ席数もあります。

私がオーダーしたのは、天釜あげ（かき揚げ）700円。すだちと、大根おろしがついてきました。

あつあつの釜揚げうどんを、大根おろし、ごま、生姜、ネギのたっぷり入った出汁につけて食べると、麺がつるっつる！もちもちー！美味しいです。麺も美味しいんですが、出汁がすっごく美味しい。

そのままだと濃いんですが、釜揚げうどんなんで、どうしても食べる時にお湯が入りますが、それでちょうどよいんです。最後は、蕎麦湯みたいに、お湯を足して飲み干したくなるぐらいのこの出汁の風味。素晴らしいです。

それでもって、このかき揚げも、驚くほどサクサク。かき揚げって家でも作ることありますが、サクサクにあげるのって結構難しいんですよね。にんじん、さつまいも、かぼちゃ、玉ねぎのかき揚げですが、ここにすだちを絞って、出汁につけて食べると、もうたまりません。

こちらは釜玉うどん（大盛り） 650円

こっちも美味しかったんですが、やっぱり、ここは釜揚げうどんが一押しです。

食べログを見てから行ったんですが、出汁が薄めとか、CPが低いとか言われてましたが、全然そんなことないです。釜揚げうどんに関しては、寧ろ濃いぐらいです。これが薄いと言われたら一体…。

あと、小麦も含めすべて素材を国産でそろえ、無添加、無化調というこだわりをもっていたら、これぐらいの価格は普通、いや、むしろ、当然だと思いますし、私は喜んで払いたいです。

夏にオープンしたので、ぶっかけを食べて評価している人が多いようでしたが、店名や丼にも書いてあるように、ここは「釜揚げうどん」をまず食べてほしい。

それと、もう一つ。ここはオーナーさんの感じがすごくよいですね。細かいところまで目をちゃんと配っておられます。テーブルにあった瓶に入った生姜がないな、と思っていて、うどんを持ってこられた時に言おうと思っていたら、持ってこられてこちらが言う前に、すみません、生姜こっちの使ってください、と新しいのをすぐ持ってきてくれました。

また、私が注文した釜あげうどんなんですが、「ちょっと麺の量多くゆがいちゃったんで良かったら…」とお椀に少しよそってもってこられた時は笑ってしまいました。ほかにお客さんがいらっしゃらなかったからでしょうが、ありがたくいただきました。

だしも薄くなったら、これで追い出汁してください、と追加でとっくりにいれて持ってきてくれましたし。

香川では【香川讃岐うどん巡り第二弾】二軒目：釜あげうどんってこんなに美味しかったっけ！「長田in香の香」を食べて、最高の釜あげやー！っと感動しました。今年の食べログランキング、香川ベストレストラン2011 でも、5位に長田は入っています。