麻生久美子と豊川悦司が出ている「ハサミ男」を見た。DVDで。原作は殊能将之(講談社文庫)。
原作を読んでいたため、すぐに彼が医者だということはわかったが、わかりながら見ると、どういう風に苦心して見ている人を騙そう(という言い方はちょっと違うか。伏線をはっているつもりなのか、ということかな)としているのかがわかって面白かった。
小説における騙し方はあれは映像では出来るものではないのでこれはこれで納得できる。ただ、麻生久美子にはちょっと最初違和感を感じたけれど、ラストになるとあの「目」がわりといいかなと思った。無表情な顔がわりと似合うな。豊川悦司は医者役というにはちょっと筋肉つきすぎじゃないか?(笑)好きなんだけどね。サイレント・スモーク。
ただし、ラストは全く全然いただけない!あの時点でとめときゃもっといい映画だったのに妙にハッピーエンドにさせなくても。