昨日の記事、中崎町巡り(2)ヴィンテージ雑貨と古書の店「FUTURA」@サクラビルで紹介したサクラビルの中に入っているお店をもう一つご紹介。
近年取り上げられることが多くなってきた「ZINE」や、ミニコミ誌、リトルプレスなどを取り扱う専門店「Books DANTALION」です。
開けようとしたら、ちょうど中からオーナーの方が出てきてちょっとびっくり。ところで、ZINEと聞いてもなんのこと?と言う人も多いのでは。まだまだ馴染みがない言葉かもしれませんね。
zine ,リトルプレスって何? zine・リトルプレス専門店 Books DANTALION
zineやリトルプレスを簡単に言うと 出版社や街の本屋と関係なく、好きなように作った本のことです。 同人誌やミニコミといった小冊子をイメージすると わかりやすい人もいると思います。
部屋の中にはぎっしりと古今東西各地から集められた様々な種類のZINEが並べられていました。実際に手にとって、その質感や紙の匂いや重さを感じながら中身を見ることができます。私も一冊気になったものがあったのですが、残念ながら見本品のみだったので、フリーペーパーだけいただいてきました。
一つは、ku:nelのADである有山達也さんがディレクションしている、北九州市の情報誌「雲のうえ」。今まで一度は読んでみたいと思っていたのですが、近場で手に入るところがなかなかなくてやっと!
今回の特集は「電車に乗って」。鹿児島本線、日田彦山線、日豊本線、筑豊電気鉄道の4線にそれぞれ四人がのり紀行文を掲載しています。写真はほとんどなく文章とイラストのみ。情報誌、らしくない情報誌。なのにむしろ、情景が頭の中にありありと浮かんで、この街に、この店に行ってみたいと思わせてくれます。
それから、以前@satokoさんがブログで紹介(→別府温泉巡り、後付け編:旅手帖 beppu | | 家で働くママ日記 | あすなろBLOG)していた、旅手帖 beppuも入手。
これはちょっと無料とは思えないほどの良質なガイドブックです。120ページという大容量で、普通に一冊のムックとして売っても結構売れるんじゃないかと思うほどの出来。次号は9/26発売だそう。
@onthebriiidgeさんが制作している、広島県江田島市周辺の、瀬戸内海の島に住む人々の暮らしを伝えるフリーマガジンBridge。
こっちもいつか見たいと思ってました。江田島という場所に住む市井の人々やお店にスポットライトをあてていて、非常に魅力的なコラムと写真が特徴。個人的には毎号載せられている「散歩日和」という、いつもの風景をカメラ片手にぐるりとまわるコーナーが好きです。
滋賀県彦根市で発行されているフリーペーパーハピネス。
こちらは滋賀県で活動しているアーティストや、素敵なお店のオーナーへのインタビューを毎号のせているフリーペーパー。裏面はカレンダーになっています。滋賀出身の私としては、あぁ、あそこね!と思う店名や地名がたくさん出てくるので面白い。別冊もまた出るみたいです。
これ、本当に無料でいいのかしら、と思ってしまいますね、素敵なフリーペーパーに出会うと。
もちろん、Books DANTALIONには有料のZINEやミニコミ誌もいっぱい。紙好き、リトルプレス好きにはたまらないお店です!
【店舗情報】
店名/Books DANTALION
住所/大阪市北区中崎西1-6-36 サクラビル300号室
TEL/080-3782-5116
定休日/木曜定休、その他不定休あり
営業時間/平日13:00~21:00、土日祝日12:00~20:00
21世紀美術館に行った時にも展示会してたんだけど、ZINEとか言うのが盛り上がってるらしい。要は手作りの小さな雑誌(小冊子)。昔作ったなこういうの。(参考記事) http://t.co/Wrk4V11X