公式サイトで原作者である江國さんがメッセージを寄せていました。
日々をシェアする人のいる喜びが、丁寧に描かれた映画でした。
人生を共有してきた人のいる心強さも。
画面の色合いと細部に心惹かれました。そうそう、そうなのよ、と何度も思った。
「反省会」の場面がとくに好きでした。
ゆずれないことはゆずれない、という姿勢をあたりまえとして暮らす
この兄弟には、たしかに美学(の、ようなもの)があるのです。
軽やかだけれど滋味豊富な映画を、観せてもらいました。
日々をシェアする、という言葉が、彼女らしいし、とても素敵だった。
いいな、と思った出来事や物事を、その時の感情の量を保ったまま伝えられる距離に伝えたい人がいる、というのは、本当に幸福なことだろうと思う。