本日は、私の「勝手にシネマデー」ということで、京都へ。まずは京都シネマにて「かもめ食堂」を見る。先日、見ようかな、と寄ったらすでに満席で入れなかったので、リベンジ。私がチェックしているblogでも取り上げられていることが多く、なかなか評判もよい。なにより、この映画のパンフレットのかわいらしさにみなさん、メロメロになっている。
ストーリーは公式サイトを見てもらうとして、この監督は「バーバー吉野」の監督さんなんだな。「バーバー吉野」も面白そう、と思ってまだ見ていないので今度見てみよう、と思うぐらいには面白かった。うん、コメディなんだけど、馬鹿馬鹿しい笑いじゃなくってね。結構好きだな。新風館で「かもめ食堂」メニューが食べられるらしい。食堂の話なので、もちろん料理がたくさん出てくるんだけど、すごく美味しそうで、映画を見てる最中に「美味しそう、食べたいなぁ」と思うのはわりと珍しい。
エンドロール時に写真が出るのだけれど、その写真や、パンフレットの写真がとてもいい。やわらかくて、明るくて、きっぱりしている。こういう写真は私の好むところ。フォトグラファーは「高橋ヨーコ」さん。
今日の京都シネマはものすごく混んでました。「かもめ食堂」もいっぱいです。京都シネマはミニシアター系の映画を扱っているシネマハウスで、とても小さい。音響もあまりよくない。でもいい映画を扱ってるから好き。いささかカタチにこだわってる感はあるけどね。
あと、気になったのは、隣に座ったカップル(まではまだ行かないのかな。どうかな。男の子が年下っぽかった。大学生らしい)で、ジョニーデップの話をしているのはいいんだけれど「シザーハンズ」を彼が知らなくて、「ハサミは生まれつきですか」「そのハサミの支点はどこにあるんですかね」「ハサミはどういう作用をするんですか」「ハサミはそのストーリー中で、大事な役割を果たすんでしょうか」とかものすごくつっこんでいて、彼女は「昔見たからあんまり覚えてない」とたじたじで、横で聞いてて(…ハサミの支点て!)と思ってました。
「間宮兄弟」(江國香織原作)の予告編が流れたんですが、塚地君が出てるのね。実は結構「ドランクドラゴン」は好きで、DVDとかレンタルして借りたりしてたり。この予告編を見る限りではものすごく面白そうだったので、「間宮兄弟」は見に行こうと思います。その前に原作を読むべきか、読まざるべきか。読まない方がよさそうかな。
その後、ちょっと疲れたけれど、いや、やっぱりと駅に向かう。時間がないので、駅にある「進々堂」でサンドイッチを買って(「進々堂」のパンはとても美味しい、と私は思うので、京都駅に来たらちょっと買ってみてくださいな)、八条口からみなみ会館までてくてくてくと歩いていく。途中で本を読みながらものすごい勢いで追い抜かされた(よくぶつからんなぁ)男性と、みなみ会館で会ってちょっとびっくりした。あれ、Fishmans好き?
そう、Fishmans「LONG SEASON REVUE」。
初めてみなみ会館に行ったけれど、京都シネマより断然うらぶれてる感じで、薄暗い感じで、他の映画館じゃまず上映されないな、と思われるポスターが廊下にずらりとはりだされてて、うわ、好きだわ、と思いました。この雰囲気。あと、受付に、セルフレームの眼鏡をかけててボーダーのシャツを着ているボブカットの女の子がいてて、その子がとても可愛かった。
ohanaの「予感」のチラシがあるなんて!ポスターもありました。あぁ、見たいかもしれない。
ここは飲食ももちろんOKで(京都シネマは駄目なのだ!映画館のくせに!)、なんだかゆるりとした感じで、FishmansのDUB MUSICが流れ始めて、ちょっと泣けた。
終わってから、夜の京都を再び歩いたのだけれど、今夜はとてもゆるやかな時間が流れてて(多分、映画を観たせいだと思う。頭の中でぐるぐるとFishmansの曲が流れてる)、口ずさみながら駅へと向かっていたら、やっぱりまた少し涙が出そうだったので、上を向いて歩いた。
こんな夜もあるな。
昨日、アイスエイジみました。
1もみたのですが、面白かったので、2も。
2も面白かったですよ。寸劇もあって。
僕は江國香織が好きで、
本も何冊か読んでます。
間宮兄弟、原作読まずじまいですが、
いっそのこと、原作読まず映画のみにしようかと思います。