先週末、東京で地震が起きた時、電車がのきなみストップしてしまったため、帰宅困難になってしまった方がかなり多くいたことが新聞等で報道されました。
そんな中、徒歩、あるいは自転車でなんとか自宅に帰ろうとする人たちがtwitter上でも見られ、なんと3〜7時間かけて歩いて帰った人もちらほら見かけました。
ところが、一週間たった今も東京電力の計画停電のため、列車の運行がかなり削減されています。もしかしたらまたそんなことが怒らないとも限りません。そんな人たちを支援しようと、なんとiPhoneの地図アプリ「MapFan+ (地図・ナビ・渋滞) (無料)」が通常2500円→無料で提供されています。
他にも全力案内など地図アプリはありますが、このMapFanはオフラインでも地図データが見られるので、災害時にもしネットにつながらなくても地図が見られるというのは非常に役立ちそうです。
今回、災害時における帰宅支援および避難経路確認などに役立ててほしいとの思いから、無料提供にふみきったのだそう。→2011年3月18日 プレスリリース | インクリメントP株式会社
通信が圏外の場所でも地図スクロールや縮尺変更が可能、常時通信を行わないのでバッテリーにもやさしい設計とあるので、その点でも嬉しいですね。非常時には特に携帯の充電は大事ですから。
主な機能としては
- 地図のオフライン対応(全国版広域地図、全国1,340箇所の詳細地図)
- 現在地表示、現在地追従、ピンチインアウトによる拡大縮小、スクロール、地図回転(ヘディングアップ、ノースアップ、任意)
- ナビゲーション機能(車ルート、簡易歩行者/自転車ルート)
- ルート探索の条件設定、音声案内、レーン情報、方面看板などの誘導情報、オートリルート
- 時刻に連動した地図画面の夜間モード
- ブックマーク、履歴
- スポット検索(周辺探索、フリーワード検索、TVスポット検索、住所、駅。住所、駅はオフラインでも利用可能)
- マルチタスク対応
- Retina Display対応
などなど。住所、駅名検索がオフラインで出来るのも嬉しい。
駅名検索をすると、路線名も書いてあるので迷わなくてすみます。タップすると地図にスポット表示されます。
駅名のところの→をタップすると、目的地設定や、出発地設定ができたりします。ここに行く、を押すと、出発地が現在地になるので、今回は「東京駅」にしてみました。
東京から横浜へのルートが示されます。有料道路を使う場合、一般道路を使う場合、徒歩、自転車の場合と3つのルートがあります。所要時間や到着時刻、料金がでるので大体の参考になるかと。
ナビ開始を押すと、出発地からどういう風に行けばよいか、矢印で示されるのでかなりわかりやすいです。
ちなみにオフラインで、梅田周辺を表示させてみましたが、これはすごくいいですね。詳細図が通信しなくてもわかります。
帰宅ルートをこれで検索すれば、バッテリの消費を気にすることなく安心して帰れそうです。これはぜひ、いれておくべき地図アプリかも。
ただし、ファイルサイズが20MBを超えているため、iPhone で電話回線を使用して直接 App Store からはご購入できないので注意。家でWi-Fiでつながっている時などを利用して、さっさと万が一に備えて落としておきましょう。落とすのに結構時間がかかります。
あと、徒歩で帰宅する際の注意点として、以下のサイトも併せて読んでおくといいかも。
この「MapFan for iphone」の無料提供は期間限定で2011/3/31まで。(※2013年現在は無料です。)
MapFan+ (地図・ナビ・渋滞)
カテゴリ: ナビゲーション
価格: 無料