Olympus E-P1を手に入れて5ヶ月が経過しましたが、とにかくカメラを手にするのが楽しい。そして写真を撮るのが楽しくて仕方ありません。
今までと大きく変わったのは、保存形式をRAWにしていること。以前使っていたEOS Kiss DXでもRAWで撮れたにもかかわらずjpgで撮影していました。ブログに使う分にはそれでも全然かまわない、と思って。
でも、今回E-P1にする際色々調べていたら、RAW撮影の楽しみを知りこれを機に使ってみよう、と。面倒そうーと思ってたんですが…これが意外と楽しい!
RAW現像ソフトとしては、AppleのApertureとAdobe Photoshop Lightroom 3が有名ですが、初めてE-P1でRAW撮影をする、という人におすすめしたいのが、Olympusから出ている無料の現像ソフト「OLYMPUS Viewer 2です。従来の添付ソフト「OLYMPUS Master 2」および有料のRAW現像ソフト「OLYMPUS Studio 2」に替わるものとしてリリースされました。
LightroomやApertureはRAW現像ソフトとして高機能でとても使いやすいものですが、この「Olympus Viewer」には二つのソフトにはない特化した機能がついています。
それは、E-P1本体についているアートフィルター機能が、現像ソフトのフィルターとして存在していること。RAWで撮影しておいて、後でアートフィルターを色々試しながら現像する、ということが可能なんです。これはすごくいい機能。
E-P1でアートフィルターで撮影すると、jpg保存しか出来ないのですが、これだと元画像を残したまま、そして劣化せずにフィルターをかけることが出来ます。LightroomやApertureを使っていても、このフィルターを使いたい時だけは「Olympus Viwer」を使っています。
Olympus viewer2のアートフィルター作例
まずは元画像。
一旦これの色温度を変更したりプラス補正にしたりして微調整。その後これをアートフィルターにかけてみます。
左:デイドリーム 右:ファンタジックフォーカス
左:ジオラマ 右:ライトトーン
(ジオラマはE-P2についたアートフィルターですが、現像ソフトならついているのでE-P1ユーザーには嬉しい)
左:ラフモノクローム 右:ポップアート
左:トイフォト 右:クロスプロセス(これもE-P2についたアートフィルター)
最後がセピア。これもE-P2についた機能です。
お菓子の写真の場合。
これは自然光で撮った写真。補正だけしてフィルターをかけます。
左:デイドリーム 右:ファンタジックフォーカス
左:ジオラマ 右:ライトトーン
左:ラフモノクローム 右:ポップアート
左:トイフォト 右;クロスプロセス
そしてセピア。
初めてRAW現像するなら、とりあえずこのOLYMPUS Viewer 2でも十分使えると思います。何しろ無料ですし、気軽に使えることは間違いなし。
ただ、慣れてくるとこれでは物足りなくなってくるのも事実。私は結局AdobeのLightroomを購入しましたが、とりあえず最初のとっかかりとしてはいいソフトだと思います。
RAW現像、せっかくなのでぜひ楽しんでみてください。
以前書いた記事も参考にどうぞ。→RAW現像ソフト「Apple Aperture 3」と「Adobe Lightroom 3」を比較してみた – sorarium